【ありがたい縁】

こんにちは

望月俊孝です。

 

本日は【ありがたい縁】を投稿しました。

もう３０年ほど前の話ですが、

僕が学生時代に、 ある熱血溢れる教育家のお話をお聞きしました。

その中で、こんな話がとっても印象に残っています。

あなたのお父さんには両親がいる。

あなたのお母さんにも両親がいる。

つまりあなたが生まれ、今、ここにいると言うことは。

少なくともあなたの両親（２人）。 そしてそのまた両親（４人）の

６人の存在がなくては考えられないことです。

 

さて、一代を仮に長く見積もって３５年としましょう。

２０代遡りましょう。

３５年×２０代→７００年。

今から７００年前。

つまり１２００年頃。

鎌倉時代の頃まで遡ると

実にあなたの直系の先祖の数は （２の２０乗×２）－２→

２,０９７,１５０人となります。

 

その一人として欠けても あなたはこの世に生まれていないことになります。

でもこれはたかだか７００年遡っただけに過ぎません。

１４００年遡って西暦５００年代。

聖徳太子の時代になると

実に １,０９９,５１１,６２７,７７６×２－２→

２,１９９,０２３,２５５,５５０人の先祖のうち、

誰一人として欠けることがなく、 命をバトンタッチしてきたからこそ

今のあなたがいるという計算になるのです。

 

これは奇跡としか言いようがありませんね。

奇跡的な確率で頂いたありがたい命です。

さらにはこのことは次のことも教えてくれます。

子供を生む年代になったということは、 先祖の方々が皆、２０歳前後まで生きたということです。

 

時代が今と違います。

戦争のような非常時もあれば、

伝染病や飢饉・災害などで 多くの人が若くしてなくなっていった時代もあったでしょう。

そんな中を生き抜いた強運の持ち主、 生命力溢れる遺伝子が

連綿と受け継がれたのがあなたなのです。

そのような命ですから、大切に活かしたいものですね。

 

それとあなたの隣にいる人も、触れ合う人々も皆、

あなたと同様、強運と生命力溢れる遺伝子を 受け継いだ大切なありがたい存在です。

多感な時期に聞いたこの言葉が 今まで実に３０年、私の心に深く刻み込まれています。

 

さて、このお話しをしてくださった先生とは ホンの数時間お話を

お伺いしただけの出会いでした。

しかし、そのちょっとした出会いだけれども

３０年も心に残ることをお話し頂きました。 与えて頂きました。

 

人のご縁とは不思議なものです。

たった数時間、数回、中には一回、、、

それも数分の出会いであっても １０年、２０年、３０年と 長く心に刻まれる出会いもあります。

ちょっとした袖触れ合う縁であっても、 もしかしたら相手からとっても

貴重なものを頂くこともあれば、 貴重なことを受け取っていただく場合もある。

 

長く続く縁はとても貴重な縁ですが、 それだけが貴重な縁とは限りません。

たった数分、数時間、あるいは一瞬の出会いでも

大きな影響を与え、受け取る、、、ありがたい縁もありますね。