みなさん
こんばんは。望月俊孝です。
今日は「失ったもの? 得たもの? どちらに」をテーマに メッセージをお届けします。
1950年6月5日、フランス登山隊が人類として 初めて8000メートル峰(アンナプルナ)の 登頂に成功しました。
アンナプルナ第一峰登頂は、 人間の意志の勝利といわれているが、 隊員のラシュナルとともにアンナプルナの頂に立った モーリス・エルゾーグ(1919~)隊長は、 勝利の代償として手足の指をすべて失った。
下山中に嵐につかまった彼らは、 生死の境をさまようことになったのです。
27キロも体重が落ちたというほど過酷な登山に、 12人のチームを率いて挑んだ当時31歳の 若い隊長であったモーリス・エルゾーグが、 凍傷治療で入院したパリの病院で、 6ヶ月がかりで口述したものとして
『処女峰アンナプルナ~最初の8000m峰登頂』 (山と渓谷社)があります。
その偉業を祝うパーティーの席上で語った言葉。
『他人は、失ったものに目を向けますが、 私は得たものに目を向けます』
失ったものを意識することが多いと思いますが、
得たものに目を向けた時に、 今まで気づかなかった恩恵の多さに驚きます。
いえいえ、 得る前から与えられているものの多さに……。
そして何かの挑戦するということは、 実は何かを失うことも覚悟する必要があります。
決して悲壮な覚悟で臨めということではありません。
でも、何かを選択をするということは、 別の何かを選択しないということでもあるのです。
だからこそ、 失ったものだけに目を向ければ、 失ったものがクローズアップされてきます。
でもそこには必ず得たものがあるのです。
モーリス・エルゾーグほどの過酷であり、 劇的な体験であっても 得るものに目を向けることができるのですから、、、。
ある程度の大変なことであっても、 得たもの、与えられているものに目を向ける勇気が湧いてきますね。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
望月俊孝
望月 俊孝
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