東日本大震災　宝地図ムービー　あなたたちは一人じゃない

子どもたちが教えてくれた、宝地図作りの楽しさと効果

私が担当している大阪府和泉市立緑ヶ丘小学校の5年生は、
2010年から「11歳のハローワーク」として、
総合的な学習の中でキャリア教育に取り組んできました。

そして１年間の総まとめとして、「宝地図」に取り組むことになりました。
「自分の将来の夢」「これまでの大切な思い出」「行きたいところ」
などからひとつを選んで自分だけの「宝地図」を作り、学年最後の授業参観日に発表したのです。

５年生全体が夢と希望に包まれる、とても素敵な参観になりました。
子どもたちにとって「宝地図」は、

①夢、思いが広がる
②友達同士の交流が盛んになる
③子どもたちからの圧倒的な人気がある、ツールだからです。

さて、その後、東日本大震災が起きました。
私は、小学校の教師として子どもたちに希望を伝えたいと考え、
「宝地図ムービー」『あなたたちは一人じゃない』を作りました。

YouTubeにアップすると反響を呼び、再生回数が１週間で４６万７４５８回、
１か月では７８万１８７９回と、多くの方がこれを見て感動し、口コミで広がりました。

私にとって「宝地図」や「宝地図ムービー」は自分の夢をかなえる道具であるだけでなく、子どもたちに希望や夢を与える素晴らしいツールとして、今後も学校教育に、そして個人の生活になくてはならないものとなってきています。

本当に「宝地図」には感謝しています。